オーディオと電源
電源で音は変わるのか?
電源で音は変わるのか?この問いに対し様々な議論がなされてきたように思いますが、電源環境の変化によって オーディオ機器の出音が影響を受けるという認識は以前と比べても一般的になってきたと言ってもいいのではないで しょうか。
我々が音楽を聴いたり楽しんだりするために必要とする聴覚は体調や気分によっても影響を受けやすいと 言われています。アンプ、プレイヤー、スピーカーなどのオーディオ機器やケーブルをはじめとした各種アクセサリー を交換し出音の変化を楽しむことはオーディオを愛好する人にとってはまさに醍醐味。 しかし、巷には多くの機器、アクセサリー類が溢れ、何を選ぶべきか、感覚が研ぎ澄まされていたとしても 迷ってしまうものです。そこで何か広く共有できる評価基準はないものかと考えますが、 有用なものにはなかなか出遭うことはありません。
哺乳類がまだ小さなネズミだった頃、恐竜の世界を生き抜くには夜の暗闇で活動する他ありませんでした。 視界の利かない暗闇で生き抜くため、ネズミ達は周囲の音を聞いて周囲の状況を判断すことが必要不可欠でした。 このことが哺乳類の大脳の発達に大きく関わっているといいます。ご察しの通り、聴覚は大脳の判断、言い換えれば 主観と切っても切り離せない関係にあるものなのです。
個々人に異なる感覚の評価は現在においても非常にハードルの高い問題です。 ここに単純に客観評価の手法を持ち込んでしまうと混乱を来すだけになってしまいます。では、そういった 評価は難しいのか?オーディオ評論=文芸評論という枠に止まっていてもいいのか?という疑問は湧きます。 (美味しいものは美味しい。それも十分ではありますが) しかしながら、少し違った分野に目をやると十分に機能する感覚の評価基準が確立されている分野もあります。
もちろん、全てが聴感上の評価に適用できるわけではないでしょう。 ここでは、データ等の比較、聴感上の評価。これらを補完しながら、実用的な評価となりうる様な 手法を用いながら「電源とオーディオ」を探っていきたいと思います。