オーディオ電気工事

引込線・幹線 容量拡大 太線化工事

幹線容量拡大工事

高圧受電を行っている建物の場合、電気室や屋上などに備え付けられているキュービクルから近傍の分電盤まで、幹線ケーブルが布設されています。低圧受電の場合は引込点から電力量計を経て分電盤に至る線路がこれに相当します。一般住宅ではVVR(通称SV)が採用されることも多くありますが、幹線ケーブルと言ったら=CVTケーブルと言っても過言でないほどポピュラーな存在です。

キュービクルからの幹線を変更するには、トランス容量などに問題がないか等、その建物を管理する主任技術者に確認する必要があります。全体の規模によっては、小規模な変更で済むケース、キュービクルを増設するなどの大がかりな変更を必要とするケースも発生します(キュービクル内で専用トランスを!といった場合もです)。古い建物の電気室で見られる鋼管フレームによるオープン電気室も同様の対応となります。そして、肝心な事は新たな幹線のルートが確保できるかという点です。新築物件であれば、設計の初期段階から関わることができれば、まず問題はないでしょう。しかし、リニューアル工事の場合はルート確保が非常に重要になってきます。低圧受電の場合はDV60が最大サイズとなりますが、低圧幹線ケーブルはさらに大きなサイズのケーブルも選択肢に入ってきます。

幹線ケーブル(600V CVT)の種類
導体 外観 許容電流 [A]
公称断面積 外径 [mm] 仕上り外径 [mm] 空中暗渠 [40℃] 空中配管 [40℃]
8 3.6 18.5 62 48
14 4.4 21 86 63
22 5.5 24 110 82
38 7.3 28 155 110
60 9.3 34 210 150
100 12.0 42 290 215
150 14.7 48 380 275
200 17.0 55 465 340
250 19.0 60 535 395
325 21.7 66 635 475

CVT325 単線
CVT325の単心と500円玉を並べて比較

物件や負荷の性格にもよりますが、かなり大きなサイズのケーブルを採用するケースもあります。設計の上で、高圧受電を行っている建物では自由度が増すとも言えますが、分電盤の回路数、必要とする負荷等、全体のバランスを考慮した 上で決定する必要があります。例えば325sqにもなれば、可とう性に難が生じます。右の写真はCVT325の単心と500円玉を 並べて比較したものですが、これが3本より合わさっているわけですから、扱いが難しくなるのは容易に想像していただけると思います。上の表以上のサイズの600V CVTも存在しますが、製紙工場などの大容量低圧幹線でしかお目に掛かれないでしょう。
また、低圧受電の幹線においては、空中暗渠か配管かにもよりますが、60〜38sqが妥当な選択ではないでしょうか。