エアーケーブル比較試聴プロジェクト
エアケーブル比較試聴プロジェクト 始動
弊社製品エアケーブルの試作開始から早5年が過ぎようとしています。構想段階のテストからシンセサイザー奏者 姫神 星吉紀さんレコーディングエンジニア 赤川新一さんに関わっていただき、数々のご助言をいただきました。そんな中、製品版一歩手前というプロトタイプを使用し、レコーディング比較を行うという企画が持ち上がったのが2006年4月でした。そこから紆余曲折を経て、2007年6月レコーディングに至りました。まず、オケのレコーディングが岩手県花巻市にある姫神のプライベートスタジオ”田瀬湖畔スタジオ”にて行われました。
比較録音は製品に付属する電源ケーブルを使用した電源環境とエアケーブルを使用した電源環境を別々に録音します。まず、各条件の再現性という観点から、オケの録音はMIDI+シンセということが比較録音の条件として早くから決定しました。また、シンセ主体の録音ということで、電源ケーブルが本体直付けの製品も多く、MacBookを介した録音という点を考慮し、エアケーブルタップを用意し、各機器をセットアップしました。

Strip Studioでのレコーディング・ミックスダウン
こうして、電源環境を変えて録音を行ったProToolsセッションファイル(24bit/96kHz 24track)が出来上がりました。
それぞれの環境で録音したオーディオファイルを同一トラックの前後に配置し、前半部と後半部で同じミキシングを行った状態で比較できるようにしておきます。この状態のファイルを後日、Strip Studioに持ち込みエレキギターによるメロディーを録音することになりました。
Stripでの録音当日。皆さん、忙しい間を縫って、このプロジェクトのために集結していただきました。ギターを担当していただくのはJapan Logic User Groupの事務局長としても知られているG.A.Coolさん。Ibanezの7弦ギターを携えての登場です。録音はレコーディングエンジニア赤川新一さん。アシスタント 水野さん。立ち会いは姫神 星吉紀さんと私、奥津というメンバーで進められました。
まず、田瀬湖畔スタジオで録音されたデータをStrip StudioのProTools HDに読み込みます。そこで用意されたのは、それぞれエアケーブルと製品付属のケーブルを接続した2台のDigidesign 192I/O。これにDI、スプリッタを経由することで、1回の録音で同時に2系統の録音を行うことが可能となりました。つまりパラ録りです。さあ、録音開始です。
数テイクを録り終え、ラフミックスを行った状態で試聴します。すると、そこにいた全員は同様に「おおっ!」と声を上げます。その後、参加者全員による編集作業が行われ楽曲の概要が完成しました。ミックスは後日、Stripにて赤川新一さんによって行われることとなりました。
ミキシング当日。「どんな感じに?」という赤川さんからの問いかけに「録音した”差”が分かれば基本的にOKです。」 ということで、ミキシングは赤川さんにお任せです。ミキシング開始からほぼ1時間。録音の段階で完全に録り分けた2つの2Mixが完成しました。


編集ウインドウでは比較するファイルが同じトラックの前後に配置され、MIXウインドウではプラグイン等を含め、全く同じ条件でミキシングが行われていることが見てとれます。あくまで録音時の電源環境による差異を可能な限り再現するため、このような手法が採られました。
ミュートで切り替えながら聴いてみると・・・ 「これ、結構な差ですよね。」と切り出すと。「波形で見ても明らかに違うし、グルーヴ感も変わるよね。」という 赤川さんの感想。さらに、それぞれのファイルはPowerMacG5の電源ケーブルをエアケーブルと付属のケーブルを 交換し、電源環境を変えた条件でバウンスされました。 データをハードディスクに取り込み、「これが良いかどうかは聴いた方に委ねましょう。」ということでStrip Studioを後にしました。
こうして完成した楽曲がエアーケーブル比較試聴用楽曲 Astral Skyです。
レコーディング時の差異を可能な限り表現するため、マスタリングを施していない状態のマスター音源、24bit/96kHzのWAVファイル、さらに、比較試聴がすぐに行えるように調整されたProToolsセッションファイルも提供いたします。
エアーケーブル比較試聴用楽曲 Astral Sky マスター音源ダウンロード

【必須動作環境】
- 96kHzのサンプルレートをサポートするハードウェアおよびソフトウェア
- ブロードバンド回線によるインターネット接続
- 可能な限り信頼のおけるモニター環境
- Astral Sky AirCable使用時 62.2MB
- Astral Sky ノーマルケーブル使用時 62.2MB
- ※ストリーミング再生も可能ですが、ブラウザーのプラグイン等の対応が必要な場合があります
ProToolsユーザー向け、ProToolsセッションファイルです。
ミュート、ソロで再生トラックを切り替えながら比較試聴を行ってください。
保存時のDAEの設定はProToolsHD(96kHz/2DSP)となっています。LE、M-Poweredユーザーの方はDAEを切り替えてご使用ください。
【必須動作環境】
- ProTools 7ソフトウェア
- 96kHzのサンプルレートで動作可能なDigidesignハードウェア
- ProTools HD/HD Accel
- Digi003/003Rack
- Mbox 2 Pro
- Digi002/002Rack
- 96kHzをサポートするM-Audio Interface
- ProToolsセッションファイル一括ダウンロード(zip形式で圧縮)116MB
SplitStereoファイルを読み込むことのできるDAW向け比較試聴ファイル。
AirCable使用時のL/R ・ 製品付属のケーブル使用時のL/R
各ファイルをDAWのトラックに読み込み、波形の位置を揃えた上でミュート等で切り替えながら比較試聴を行ってください。
- Audioファイル一括ダウンロード(zip形式で圧縮)115MB
- 分割ダウンロードはこちら (フォルダを作成し、ダウンロードしたファイルはそちらへ保存してください。)
- File1−@:AirCable使用 Left
- File1−A:AirCable使用 Right
- File1−B:ノーマルケーブル使用 Left
- File1−C:ノーマルケーブル使用 Right
Astral Sky クレジット
- 7strings Guitar : G.A. Cool
- Synthsizer : Yoshiki Hoshi
- Recording Engineer : Shinichi Akagawa , Tadamitsu Mizuno , Yoshiki Hoshi , Tetsuo Okutsu
- Recorded at : Strip Studio , Tasekohan Studio , AirCable Studio
- Assistant Engineer : Tadamitsu Mizuno
- Mixed by : Shinichi Akagawa
- Mixed at : Strip Studio
- Composed by : Tetsuo Okutsu
- Produced by : Tetsuo Okutsu
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