製品情報 エアーケーブル/AirCable イントロダクション
エアーケーブル AirCable イントロダクション
鍵を握るのは絶縁体の比誘電率
ケーブルの特性を示す指標は様々なものがありますが、当社が注目したのは導体を直接取り巻く絶縁体固有の比誘電率です。
導体の導電率を向上させること、導体に用いられる銅線や銀線の純度向上を目指した例はこれまでも多く存在し、オーディオ用ケーブルでも一定の成果を上げているようです。また、交流電流を流す電線・ケーブルでは導体を取り巻く絶縁体に起因する誘電体損を無視することはできません。その誘電体損に関わる値が比誘電率です。誘電体損は比誘電率に比例し、比誘電率が低いほど誘電体損も低くなります。
電力ケーブルからコンピューター内部の高速バスケーブルに至るまで、比誘電率を考慮した素材が適材適所で使用されています。電力ケーブルでポピュラーな素材はポリエチレンが筆頭に挙げられます。50万ボルトの送電ケーブルからビルや家庭の屋内配線に至るまで様々な箇所で使用されています。ポリエチレンの比誘電率は2.3。一方、フッ素樹脂の一種であるテフロンTFEでは比誘電率2.0という値を誇り、伝送特性を要求される信号線などに用いられます。(テフロンは耐熱温度が非常に高いため、耐熱ケーブルの素材としても用いられます)
最良の絶縁体 空気
しかし、テフロンTFEよりも遥かに比誘電率の低い物質が身近に存在します。それが空気です。空気の比誘電率は1.0。超高圧電流を送り、鉄塔を走る送電線が導体むきだしの裸線であることを思い出していただければ非常に分かりやすかと思います。しかし、数十メートル頭上の送電線ならまだしも、身近に用いられる電線・ケーブルに裸線を用いるわけにはいきません。そこで、絶縁体に用いられる素材を発砲させ、空気の含有量を多くするなど様々な工夫がなされてきました。テフロンを発泡させた素材であるゴアテックスに至っては比誘電率1.5という値にまで到達します。
しかしながら、空気そのものを電線・ケーブルの絶縁体として利用する方法は鉄塔を走る送電線、剛体で囲われた受電設備以外は非常に困難なものと思われていました。
空気絶縁という究極の選択
その空気を絶縁体として利用したのがエアーケーブル® / AirCable®(特許出願)です。
エアーケーブル / AirCableは有限会社奥津電工の登録商標です。